今号から、前・農林水産事務次官の末松広行氏(現・東京農業大学教授)による、日本の農と食を中心とした幅広い関連事業・産業トップへのインタビューシリーズ「末松広行と語る、危機を乗り越えるトップの決断とは」を展開する。新型コロナウイルス感染拡大が続く状況下において、希望を捨てず事業の活性化を図り、社会・経済・国民生活に寄与している各企業・団体のトップは何を理念とし、この危機をどう乗り越えようとしているのか。第1回目は、感染拡大の初期から的確な対応を図り、前年を上回る売り上げを記録した日本中央競馬会(JRA:Japan Racing Association)の後藤正幸理事長に登場してもらった。