文庫彩時記 四集・本棚の漫歩計Bunko Saijiki4
定価:1,650円(10%税込) 総頁:338頁
ISBN:978-4-88339-309-1 2023年1月発行
著=大塚義治
かくも物語は胸に染み入り、頁を繰る日々は愛おしい。
時代を映し、心を映す「彩時記(クロニクル)」
姉妹編『遊歩入夢』から珠玉のエピソードを厳選して収録。
『本棚の漫歩計』、集大成となる第4集。
【本書で紹介している作品】
第一部
第一章
ガブリエル・ゼヴィン『書店主フィクリーのものがたり』、皆川博子『写楽』、米澤穂信『満願』、ケン・リュウ『紙の動物園』、伊東潤『西郷の首』、ジェフリー・アーチャー『きみに首ったけ』、原田マハ『楽園のカンヴァス』
第二章
開高健『掌のなかの海』、青山文平『つゆかせぎ』、フェルディナント・フォン・シーラッハ『エチオピアの男』、三浦しをん『舟を編む』、志水辰夫『里の秋』、ロバート・ベイリー『ザ・プロフェッサー』、吉川英治『べんがら炬燵』
第三章
ジュンパ・ラヒリ『三度目で最後の大陸』、泡坂妻夫『校舎惜別』、村上春樹『ドライブ・マイ・カー』、カトリーヌ・アルレー『わらの女』、瀬戸内寂聴『夏の終り』、田山花袋『田舎教師』、関川夏央『昭和時代回想』
第四章
西澤保彦『夢は枯野をかけめぐる』、佐木隆三『わたしが出会った殺人者たち』、佐々木譲『警官の血』、モーリス・ルブラン『ルパン対ホームズ』、青山文平『春山入り』、香西秀信『レトリックと詭弁~禁断の議論術講座』、連城三紀彦『戻り川心中』
第二部 『遊歩入夢』より再録
第一章
柴田南雄『クラシック名曲案内・ベスト一五一』、沢木耕太郎『深夜特急』、藤原伊織『テロリストのパラソル』、週刊朝日編『値段の風俗史~明治・大正・昭和』、山本周五郎『柳橋物語』、戸部良一 ほか『失敗の本質~日本軍の組織論的研究』、澤地久枝『烙印の女たち』
第二章
山口瞳『血族』、沢木耕太郎『一瞬の夏』、山崎章郎『病院で死ぬということ』、ビートたけし『仁義なき映画論』、宮部みゆき『本所深川ふしぎ草紙』、松本清張『或る「小倉日記」伝』、浅田次郎『角筈にて』
第三章
スティーヴン・キング『刑務所のリタ・ヘイワース』、吉村昭『破獄』、志水辰夫『赤いバス』、西木正明『凍れる瞳』、三国一朗『思いがけない涙』、文藝春秋編『戦後生まれが選ぶ洋画ベスト100』、外岡秀俊『北帰行』、李淳馹『もう一人の力道山』
第四章
関川夏央『砂のように眠る~むかし「戦後」という時代があった』、飯嶋和一『雷電本紀』、松本哉『永井荷風ひとり暮らし』、色川武大『怪しい来客簿』、高橋治『猛女総州女』、真保裕一『奇跡の人』、宮本輝『流転の海』
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